@article{oai:kinran.repo.nii.ac.jp:00000072, author = {岩永, 真由美 and 岡崎 寿美子 and Iwanaga, Mayumi and Okazaki Sumiko}, month = {2016-02-25}, note = {本研究の目的は、難病看護領域で活躍するエキスパートナースによる専門領域のスタンダード看護診断とその介入を明らかにするための基礎的資料を作成することである。この研究方法は、地域支援型病院2施設(A施設・B施設とする)の神経内科病棟で活動するエキスパートナース7名を対象に、平成20年1月から4月の間に半構成的面接法で平均所要時間47分をかけて面接を行い、得られた情報を質的帰納的に分析した。その結果、難病患者の特徴として、「患者は不確かな中で大きな不安を抱いている」,「患者は疾患に衝撃を受け、その受容過程に困難を伴っている」,「患者家族のサポートが重要であると同時に家族の介護負担が大きい」,「疾患により経過のパターンがある」,「患者は、運動(行動)制限へ葛藤をもっている」の5つのカテゴリーに分類された。その難病患者の特徴を「本人家族ともに不安や葛藤を抱きつつ不確かな体験をしている」と命名した。難病看護領域における看護の実際は、「運動機能低下をとどめるリハビリテーションを精神的なかかわりをしながらすすめる」,「直接的な生活援助」,「メンタルケア」,「個の尊重」,「家族指導」,「看護師自身の学び」の6つのカテゴリーに分類できた。これら難病領域における看護の実際の特徴を「疾患の経過とともに身体諸機能が低下する個人の人生を尊重し、家族・ナースもその中に巻き込まれながらより良い活路を見出す」と命名した。難病領域における看護診断は、「転倒リスク状態」、「皮膚統合性障害」、「嚥下障害」、「家族介護役割緊張リスク状態」、「非効果的組織循環」、「歩行障害」、「家族介護役割緊張」、「自己尊重状況的低下」、「自己尊重状況的低下リスク状態」、「言語的コミュニケーション障害」、の10ラベルがあり、これら難病看護領域における特徴と看護の実際、看護診断ラベルに「日常生活」、「家族介護」、「個人の尊重」が共通していることが明らかになった。, 13, KJ00005319699}, pages = {125--132}, volume = {5}, year = {}, yomi = {イワナガ, マユミ and オカザキ, スミコ} }