@article{oai:kinran.repo.nii.ac.jp:00000070, author = {小森, 三恵 and 苧阪 満里子 and Komori, Mie and Osaka Mariko}, month = {2016-02-25}, note = {本研究は、プライミング・パラダイムを用いて言語認知処理に関わるワーキングメモリの個人差について検討した。日本語の漢字表記語を用いた語彙決定課題により、プライムとターゲットが意味的に関連する条件では、非関連条件よりも反応速度や正確性においてパフォーマンスが向上する意味プライミング効果を観察した。この促進効果は、RST得点によって測定されたワーキングメモリの個人差には影響を受けなかった。しかしながら、大脳の電位変動を表わすERPのN400成分を測定したところ、ワーキングメモリ容量の高い群は、前頭部のいくつかの部位でより大きなピーク振幅値を示した。このことから、意味プライミングの脳内プロセスにワーキングメモリ容量の個人差が関与していることが明らかとなった。また、前頭部のERPの活性領域は、ワーキングメモリの中央実行系との関連性が指摘されている。本研究においては、ワーキングメモリの個人差が、認知過程のモニタリング機能や制御機能に由来する可能性を示唆する結果が示された。, 11, KJ00005319259}, pages = {99--107}, volume = {5}, year = {}, yomi = {コモリ, ミエ and オサカ, マリコ} }