@article{oai:kinran.repo.nii.ac.jp:00000395, author = {松本, 麻紀 and 斎藤, 富由起}, month = {2019-07-10}, note = {近年,神経犯罪学の発展により,重大事件を冒した犯人の特性評価に注目が集まっている.また,シリアルキラー(Serial killer)やサイコパス(Psychopass)に関する書籍がベストセラーになるなど,こうした領域は社会現象として耳目を集めやすい.しかし,犯罪者の脳神経系の異常性だけが重大犯罪の原因と言えるのだろうか.本論文では事例-コードマトリクス(佐藤,2008)により、重大犯罪の背景因子は「家庭環境の劣悪さ」「性的嗜癖異常」「精神疾患」「人格障害」の4要因の交互作用ではないかとの仮説を導いた.本研究の結果からは,単一の要因が重大犯罪を直接的に生む可能性は低い.ケースを検討するとほとんどの家庭環境が劣悪であり,あらためて,地域コミュニティからの支援が必要となるだろう.神経犯罪学(neurocriminology)の一部には,脳神経系の異常性という観点から犯罪者の特性を強調する傾向も見られるが,孤立を生まない地域コミュニティのありかたが間接的には重大犯罪の予防につながるだろう., 19}, pages = {141--145}, volume = {15}, year = {}, yomi = {マツモト, マキ and サイトウ, フユキ} }